元朝日新聞記者の神沢さん出馬表明 豊島区長選

2023年2月23日 07時02分
 統一地方選で行われる東京都豊島区長選(四月二十三日投開票)で、元朝日新聞記者の神沢和敬さん(41)が二十二日、無所属で立候補すると表明した。
 神沢さんは都出身で、早稲田大大学院修了後、二〇〇七年に朝日新聞社に入社。経済部や政治部の記者を務め十五日に退職した。都庁であった記者会見では「記者として全国を回り、多くの人の声に耳を傾けてきた。豊島区の人たちが暮らしに不安を抱えず豊かさを実感できる街にする」と出馬の動機を話した。
 高野之夫前区長は亡くなる前日の八日、文書を通じて引退を表明し、高際みゆき副区長(57)を後継指名。神沢さんは前区長の財政再建や文化都市としてのまちづくりに触れ「アイデア力を引き継ぎたい」とした上で「後継指名されていないからこそ良いものは良い、悪いものは悪いと言える。良いものを引き継いでいきたい」と話した。
 区長選で出馬表明したのは神沢さんが初めて。(長竹祐子)

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